ホーム

2010年12月16日木曜日

東京工業大学「生命の科学と社会」講座で松下がレクチャー

いのへるで、レクチャーいただいた上田紀行先生@東工大が企画・運営している講義の一部です。

http://tinyurl.com/23ax5lz

<以下貼り付け>

○講義概要
総合科目は、従来の学問分野の区分けを超えて、異なる文系同士、あるいは文系と理工系とが融合またはクロス・オーバーするような学際的・広域的テーマについて、複数の教員が共同で開く科目である。各クラスの授業担当教員、テーマ、内容については、「教授細目(シラバス)を参照されたい。

○講義の目的
現代の先端的な生命科学の研究を紹介し、これらの科学が生命操作や自然環境などに関する現代社会の問題とどのようなかかわりをもっているかという点をわかりやすく解説する講義です。前半は、生命理工学部の教員が一回づつ講義し、それに対する質疑応答が中心になります。後半は、生命科学と社会との関わりについて、討論を中心に授業を進めます。

<以上貼り付け>

以上のようなアウトラインですが、松下が担当するのは:

①「生老病死の苦とヘルスケア」
②「ケアリングのイノベーション」

物質系のイノベーションそして、医療サービス・イノベーションが、医療制度を媒介にして社会に伝搬・普及してゆく過程で現れる諸現象を、生命倫理、医療マネジメントの視点から議論します。

Quality of Life(QOL)のlifeをどうとらえるのかによって、アプローチが変わってきます。

生命としてのlife
生活としてのlife
人生としてのlife
いのちとしてのlife

生命科学知の発明(インベンション)は人間(患者)のQOL向上に直結するのだろうか?
イノベーションを普及させる場としての医療機関は効果的に機能しているのだろうか?
現代の健康・医療サービスは人間(患者)のニーズに応えているのだろうか?

このような問いをベースに議論します。